梅毒の症状

梅毒の症状とは?

梅毒の潜伏期間は10日〜90日間と言われており、普通は3週間前後で症状が出はじめ、また症状は、第1期〜第4期に分類されます。

第1期(感染から約90日まで)
感染後、20日ほどすると、口の周り、性器、手、肛門、乳房など皮膚や粘膜に小豆大から指示頭大までの軟骨状の1cmほどの平べったい赤みのあるしこりや潰瘍があらわれます。その後、太ももの付け根(股の部分のリンパ節)が腫れてきますがほとんど痛みは無く、それから20日ほどすると今度はこれらの症状が消えていきます。しかし体内の病原菌が死滅するわけではなく、消えた後は約3ヶ月後に第2期梅毒症状が出現するまでは全く自覚症状が無いことになります。

第二期(感染3ヶ月後から約3年後まで)
感染後三ヶ月ほど経つと、リンパ節内で増殖した病原体が全身に広がりはじめて赤い発疹ができます。アトピーや汗疹のような症状で、発疹がでた後、次に再び外陰部や肛門周辺にイボ状の丘疹が現れることもあります。と同時に、風邪のような発熱をともない倦怠感や疲労感が現れます。この時、人によっては頭髪が抜けることもあるようです。リンパ腺が腫れて頭毛が不均一に抜け落ちてゆきます。これらの症状が現れたり消えたりを約3年間ほど繰り返すようです。この時期感染者は治ったと錯覚してしまう人や
重い病気ではないと思う人も多く治療のチャンスを逃すこともあるようです。しかし一期と同じく、二期の症状のいずれにもほとんど痛みがない為、病院へ行かず、何の病気かわからずに薬をつけて治そうとしたりする人もいます。もちろん着々と病は体を蝕んでゆきます。
※もし感染していても、病院で陰性診断が下される場合があります。

たとえば、一期から二期の間で検査をしても陽性反応が出ない場合があり、定期的に検査するほか方法は無いようです。

第三期(感染後、2年〜3年を経過)
感染して約三年ほど経つと、筋肉、骨、内臓、また外見では顎、頭、骨、鼻、筋肉などにコブのようなゴム腫と呼ばれる大きな出来物ができてきます。わらかい腫瘍ですが、徐々に顔や体が変形してゆきます、この際、鼻骨が侵されて鼻が陥没することもあります。

第四期(末期症状)
この時期には、症状もかなりすすみ、病原体は、神経を犯し始めて身体の麻痺、大動脈瘤、痴呆、精神錯乱、発狂、発作など恐ろしい症状に襲われることになります。中には大動脈瘤が破裂して死亡する場合もあります。その他、失明、歩行困難、言語障害また、臓器に腫瘍が出来て壊死してしまい、重篤な状態に陥ります。
一言でいって廃人になってしまうということです。

【梅毒について】

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