性感染症(STD)とコンドーム


女性用コンドームの形状

女性用コンドームの形状

女性の腟内に装着して使用するように作られている為、男性用コンドームに比べると幅が広いです。また男性用コンドームと長さはほぼ同じほどです。

両端に二つのリングがあり、内リングは腟入口から挿入するためのもので、挿入後は腟内部に留めておく機能があります。もう片方のリングは腟入口を覆う構造となっています。

スムーズな装着が可能な潤滑ゼリーが塗布されています。

女性自身が自らの意志で避妊できます。

事前に装着できるため、性行為を中断する必要がありません。

ペニスへの圧迫感がなく、射精後すぐにペニスを抜く必要がありません。

出産後や更年期などの女性の体がデリケートな時期の避妊に適しています。

外性器と内性器の全てを覆うため、性感染症(STD)に感染する危険を極端に減少します。


女性用コンドームについて3

女性用コンドームについて3

近年、妊娠中絶性感染症(STD)などが問題になっており、30歳以上の妊娠中絶は全体の約4割以上にのぼり、既婚女性の約25%が中絶経験者という話があります。

また、STD(性感染症)の推定年間患者数は、自覚症状のある人だけで50万人を大きく越えていて、その感染者は15〜35歳と若年層に多く、とくに不妊症の原因であるクラミジアは、この10年間で、急増しています。新たにイギリスで開発された女性用コンドームは女性が主体的に避妊でき、性感染症を防ぐ方法として素晴らしい効果が期待できます。すでに世界の多くの国で使用されています。

女性用コンドームは、避妊および性感染症(STD)の減少に最も効果的な用具です。


女性用コンドームについて2

女性用コンドーム

存在は知られているかもしれませんが、見たことの無い方が多い女性用コンドーム

小さいリングの方を膣内に挿入し子宮口にあてて、大きいほうのリングを膣の外に出し小陰唇を多いかぶせるようにして使用します、男性から見れば何となく色気も無いような感じがするらしいですが、性感染症や、避妊を考えるとその安全性は全然違います。

特筆すべき点は女性が主導権を握って性感染症および避妊を予防できると言う点です。また、使用した感じも男性用コンドームに比べると、引っかかるような感じも無く、コンドームの中にはゼリーがたっぷり入っているので全く違う感触で抜群に良く、素晴らしいとの声を良く聞きます。

行為の最中、男性にコンドームを付けることをお願いすると、冷めてしまったりするようなことは無く、また抵抗を感じている方は絶対オススメ。

男性に愛撫してもらいながら装着する事も、自然な流れで行為を中断する事も無いので女性にとって強い味方です。


女性用コンドーム使用方法

女性用コンドーム使用方法

まず初めに、性交渉が始まる前に、女性用コンドームを装着することをお勧めいたします。清潔な手で、袋を開け破かないよう気を付けながらコンドームを取り出し装着します。また、うまく装着できないときは、パートナーに手伝ってもうのも良いでしょう。

また、慣れてくると、男性の前儀の最中に愛撫しながら装着する事がオススメです。

性交渉の際は、ペニスをコンドームの中に挿入します。慣れない場合は、女性が、女性コンドームの入り口へ、導いてあげましょう。


女性用コンドームの特徴

女性用コンドームの特徴

1.男性の思惑に関係なく避妊する事が可能です。
2.女性自身が、自らの意志で避妊、予防できます。
3.事が始まる前に装着できる為、最中に行為を中断することが無い
2.男性の気分、ペニスの勃起に関係なく装着できます。
3.ペニスへの圧迫感がなく、射精後、すぐにペニスを抜く必要がありません。
4.外性器と内性器の双方を覆うため、性感染症(STD)に感染する危険を減少します。
5.潤滑剤が塗布されているものは、腟内がデリケートな出産後や更年期の避妊にも適しています。


女性用コンドームとは?

女性用コンドームとは?

コンドームと言えば良く目にする??あのコンドームの事ですよね?
実は女性用コンドームがひそかなブームになってきており今後ブレイクの予感!男性用コンドームがペニスに装着するのに対し、女性用のそれは膣内に装着する女性用避妊用具で、外陰部と膣内両方を覆う形状の為、精子の侵入はもちろん、性感染症の予防に非常に効果的です。

また、男性用コンドームに比べて快感が増し、「素晴らしい」との声も・・

ペニスが勃起する前の前儀の段階で、男性による女性への愛撫で自然と装着する事が出来る為、男性用コンドームを使用する様な途中でしらけてしまうような事は無く、「快感が増して素晴らしい」との声も!

性感染症の予防と素晴らしい快感のために是非お勧めいたします。


性感染症とコンドーム

性感染症とコンドーム

驚く事に、先進国で、エイズ(HIV)感染症性感染症(STD)が増えているのは、日本だけなのです。性体験のある高校生の約1割が性器クラミジアに感染していたという報告があります。また、HIV感染症以外の性感染症に感染していて、皮膚、粘膜などに炎症や傷があると、何十倍も、HIVに感染しやすくなります。また、HIV感染症のため免疫力が落ちていると、それ以外の性感染症にも感染しやすくなります。

もしあなたやあなたのパートナーが、性感染症に感染していればどうしますか?現在のパートナーが1人だけでも、性感染症に感染する危険はあります。正しい検査を受けていない限り、過去の性的関係のことまでは解らないのです。「絶対に性感染症に感染していない」と断言できる人は、少ないのではないでしょうか。感染しないために、感染させないために、コンドームを使いましょう。


コンドームの歴史年表

コンドームの歴史年表
紀元前
3世紀頃
動物の盲腸、膀胱を使用していた・・らしい。
紀元前
3世紀頃
魚の浮き袋を利用していた・・らしい。
1564年 イタリアの解剖学者ファロピウスが性病予防の為にリネン鞘を使用しました。
1671年 牛の腸膜を製鞘して使用されていました。
1689年 イギリスの産婦人科医コントンが、魚の浮き袋を使用していたそうです。
1844年
江戸時代
米国のグッドイヤーや英国のバンコックがゴム技術を発達させたことで、ゴム製コンドームの原型が出来たようです。この頃江戸時代である日本では、性具として鼈甲や水牛の角、革製の甲型などが使用されていました。
1874年
明治7年
避妊具、性病予防具としての本格的なコンドームが出現しました。
1909年
明42年
溶剤に溶かしたゴムを成形し、国産コンドームの第1号が出現しました。この頃はまだ遊興が目的であり、品質的には大変おそまつなものであったようです。その後「敷島サック」等が次々と売り出されました。
1934年
昭和9年
現在のコンドームの基礎となるラテックス製コンドームが誕生しました。この頃は主に性病予防具として用いられていました。
1950年
昭25年
1948年に公布された※優生保護法により、受胎調整運動が推進され、避妊具としての需要が高まりました
1979年
昭54年
世界で初めてエイズウィルスが発見されました。
1981年
昭56年
日本人のエイズ患者第1号が報告されました。
1986年
昭61年
唯一のAIDS予防具として、コンドームの世界的需要が高まりました
1996年
平成8年
コンドームにおいてもJIS(日本工業規格)とISO(国際標準化機構)とを整合させる要求が起こりました。
 

コンドームの歴史

コンドームの歴史

コンドームの歴史は、はるか古代にまでさかのぼって、時は紀元前1世紀頃!エジプトの民たちがお魚さんの体内にある浮き袋などを利用して、何と、現在のコンドーム同様の使い方をしていたと言うではありませんか!でも定かではないそうです。

堅いお話で文献上に残っておりまする史実は、16世紀まで一気に飛びましてイタリアのG.ファロピオがリネンの布でペニスを覆い、性病の予防に考案したとはされておりまするが、効果のほどはいかに??

現在我々が利用しておりますコンドームは、ラテックス製ですが、それまではゴム製のコンドームが利用されていたそうです。ゴム製のコンドームは歴史もそこそこ古く19世紀中ごろに硫化ゴムが開発された後、大量に生産されるようになりました。1930年代のラテックス製の出現までは、No,1の座にいたのです。

日本では1950年代後半から、現在では有名なオカモトが生産を開始しました。現在、国内コンドームメーカーは7社ありますが、どの会社の製品も世界的に見て技術的評価は高く、年間平均10億万個以上のコンドームを生産しているそうです、その内約4割は輸出です。


正しく使うための注意事項・してはいけない事

正しく使うための注意事項・してはいけない事

・コンドームの再利用
・表裏の間違い
・商品のパッケージに書いてある使用説明をよく読む
・必ず自分のサイズにあった物を使用する
・ホテルに常備してあるものは品質が劣化している場合がある
・パッケージに書いてある使用期限に注意する
・車の中には保管しない(高温になる為)
・性交時、射精寸前にかぶせない。
・慎重に慎重を重ね、コンドームも2枚重ねで使用しない
・射精後は速やかにペニスを膣内から抜く
・潤滑油に食用油などは使用しない

コンドームの使用で避妊率は普通に考えると100%のはずですが
実際は70%〜90%といわれています、それは上記のように
使用方法を間違えていたり、使用期限の切れたものや
保管状態、取り扱い状態が悪かったために、起こると考えられます。

取り扱いには十分ご注意下さい。