性感染症(STD)とコンドーム

男性用コンドーム使用方法

男性用コンドーム使用方法

男性用コンドームの使用に際して注意しなければいけないのが、いわゆる射精に至るまでにも精液は若干ではあるが漏れているということです。

最初はコンドームを装着せずに性行為に入り、挿入途中でコンドームを装着する人があまりにも多く、その場合、避妊の効果は激減します、また性感染症に感染する可能性も極度に高まる為、コンドームは、
ペニスがパートナーの性器に接触する前に、勃起状態で装着してください。

まず最初にコンドームを傷つけないように袋から出します。包装の袋を開ける際、清潔な手で中のコンドームを傷つけないよう注意して取り出します。

そして、コンドームには裏表がありますのでしっかり確認してから表面を上にして亀頭の部分に置き、そしてコンドームの先端の精液溜りの部分(先端のとがった部分)を軽く抑えて空気を抜きます、(ペニスとコンドームの間に空気が入ったまま性交におよびますと、使用中に破れる可能性があります)また、装着時、爪などで傷を付けない様注意しながら丁寧に装着してください。

勃起しているペニスの皮を根元まで引っ張り下げて、コンドームを途中までゆっくりおろし、陰毛を巻き込まないようにしながら根本の方までしっかり装着します。


性行為(射精)が終わったら、コンドームが外れないようすみやかにコンドームの根元を押さえながら、
精液が漏れないようにゆっくりペニスを抜くようにしてください。使用したコンドームはトイレなどに流さず、通常の生ゴミとして捨ててください。

最初なれない間は装着の練習をしてもよいでしょう。
現在は高等学校などでも正しい使用方法を教えているようです。


コンドーム使用時の注意点

コンドーム使用時の注意点

エイズやその他の性感染症の予防を考えた場合、最も効果的な予防方法はコンドームの使用とされていますが、しかしその効果は決して完璧ではなく防御の成功率は約70%と言われています。原因としては誤った使用方法であったり品質劣化や潤滑剤の問題などが挙げられます。

間違えた使用法とは、挿入中の脱落、破損などですが、こういうミスは若年層に多く、まだコンドームの使用法に慣れていないこともあるようです。また、性交時においていざというときにコンドームの袋を破り装着するのが邪魔臭いといったような理由から性交途中より装着する場合が多く、その場合、妊娠はもちろんですが性感染症に感染する確率はかなり大きくなるのは間違いないでしょう。

また、コンドーム自体は使用期限があり、長期保存により品質が低下し、破れ易くなり、使用期限の迫ったコンドームを使用する事はあまりオススメ出来ません。使用期限を確認することが重要です。

また、パッケージ自体に穴が開いていたり、敗れていたり、また高温多湿のような場所で保存していると
期限内でも品質の劣化が見られ、安全とは言えないでしょう。

それと、コンドームのゴム(ラテックス)は、ローションなどが付着すると、劣化して破れやすくなったり、ウィルスが透過しやすくなったりする性質があり、ローションなどに含まれる鉱物油がコンドームの強度を著しく低下させるという報告があります。ローションなどを利用する場合は油性のものを避け、水性のものを用いるよう注意が必要です。